入社までの道のり ~Kの場合~その②
ところで、デザイナーとひとくちに言っても、グラフィックデザイナーやWebデザイナー、CGデザイナー、UX/UIデザイナーなど様々な種類があります。
私はその中でも、「IT」分野はこれからますます発展していき、需要が高まるだろうと考え、Webデザイナーを志望しました。
さて、デザイナー系に応募するにあたり、用意しなくてはならないものがあります。
それは「ポートフォリオ」と呼ばれる作品集です。
通常、美大生やデザイン系の専門学生は講義などの中で様々な作品を制作し、それをまとめてポートフォリオとして完成させますが、私はそういったものとは何の縁もゆかりもない大学に通っていたので、自分で何とかしなければなりませんでした。
しかも、あまり時間もありません。
そこで、3ヵ月間オンラインスクールを受講し、PhotoshopやIllustratorなどの使い方を学んで、いくつか作品を制作しました。
これでなんとか応募資格を得たぞ!と、私は一安心し、Webデザイナーを募集している会社を探しては応募する日々を送っていました。